カットトマト缶は多くの料理に適しており、パスタ、スープ、ドライカレー、リゾットなどに簡単に使える便利な食材です。
家庭のレシピで頻繁に目にするこの食材が、いざ使いたいと思った時に手元にないこともありますね。
今回は、手持ちのカットトマト缶がない場合に生トマトやケチャップでどのように代用できるかを解説します。
カットトマト缶の代わりには何が代用できる？
カットトマト缶を生トマトで代用
まず、カットトマト缶を生トマトで代用する方法ですが、
カットトマト缶に用いられるのは通常、完熟し甘みが強いトマトです。
一方、市販の生トマトは酸味が強く、未完熟で収穫されることが多いです。
この違いを理解することが重要です。
生トマトを使用する際には、以下の手順で加工すると良いでしょう
- トマトの皮を剥き、種を取り除きます。
- トマトをサイコロ状に切り、オリーブオイルをひいたフライパンで弱火で炒めます。
- コンソメ、トマトジュース、塩少々を加えて味を調整します。
- トマトを潰しながら煮詰め、水分を飛ばします。
- ピューレ状になったら完成です。
カットトマト缶を置き換える場合の生トマトの必要量は、
一缶（固形量約240g）に対して、小さなトマトでは約4～5個、大きなトマトでは約2～3個が目安です。
ケチャップで代用
次に、ケチャップを使った代用法ですが、ケチャップは元々味付けされているため、トマト缶の代わりとしては直接の置換は推奨されません。
ケチャップを使う場合は、水で薄めたり、塩や胡椒、コンソメで味を整えることが一般的です。
これらの代用方法を使えば、カットトマト缶が手元になくても、おいしい料理を作ることができます。
トマトジュースでトマト缶を代用するのはOK？
トマトケチャップはその甘味が際立つため、一般的に料理の風味を変えてしまう可能性があり、適した代替品とは言い難いです。
しかし、トマトを主成分とするトマトジュースの場合、どうでしょうか。
トマトジュースは塩分が比較的高いため、料理に使用する際は無塩タイプだと代用可能です。
また、標準的なトマトジュースを使用する場合、塩分を活かしてミネストローネなどの煮込み料理に利用すると良いでしょう。
まとめ
カットトマト缶を代替する際には、生トマト、ケチャップ、トマトジュースが代用可能ですが、各々が持つ特性により、それぞれ料理に合う合わないがあります。
特にトマトケチャップには注意が必要です。
ケチャップの甘さは一部の料理には合わせにくいため、使用する際は水を足し、コンソメなどで調味を調整することが望ましいです。
生トマトやトマトジュースも、それぞれの特性を活かして、トマト缶の代用としてうまく使い分けると良いでしょう。
